サイヴィテ(SAIVITE)ヒンズー教の信条

サイヴィテ(SAIVITE)ヒンズー教の信条

1§

シヴァを信仰するすべての者は、シヴァ神の絶対的存在(パラシヴァ ‐ Parasiva)は時、形、空間を超越すると信ずる。ヨーギは静かに叫ぶ、「これではない。それでもない。」と。この計り知れない神こそがシヴァ神である。オーム。§

2§

シヴァを信仰するすべての者は、シヴァ神の内在する愛の性質(パラシャクティ ‐ Parashakti)は、エネルギー、存在、知識、至福としてあらゆる形態を流れる基体、原始物質、または意識であると信ずる。オーム。§

3§

シヴァを信仰するすべての者は、シヴァ神の内在する性質は、第一の魂、最高のマハデヴァ(Mahadeva)、パラメシュヴァラ(Parameshvara)、ヴェーダス(Vedas)とアガマス(Agamas)の作者、存在するすべてのものの創造者、救済者、破壊者であると信ずる。オーム。§

4§

シヴァを信仰するすべての者は、信仰または務めに入る前に必ず哀願すべきシヴァシャクティ(Siva-Shakti)の息子であるガネシャ(Ganesha)のマハデーヴァ(Mahadeva)を信ずる。ガネシャ神の支配は慈悲に満ちている。ガネシャ神の法は公正である。正義こそガネシャ神の心である。オーム。§

5§

シヴァを信仰するすべての者は、無知の束縛を解く恩恵のヴェル(vel)をもつシヴァシャクティ(Siva-Shakti)の息子であるカルティケーヤ(Karttikeya)のマハデーヴァ(Mahadeva)を信ずる。蓮の中に篭ったヨーギはムルガン(Murugan)を崇拝する。そうして自制するヨーギの心は平穏となる。オーム。§

6§

シヴァを信仰するすべての者は、一人一人の魂はシヴァ神により創造され、シヴァ神自身であり、それはシヴァの恩恵によりアナヴァ(anava)、カルマ(karma)、マーヤー(maya)が取り除かれるときにすべての魂により完全に実現されると信ずる。オーム。§

7§

シヴァを信仰するすべての者は、魂が物理的な肉体に宿る総体の段階(ブフロカ‐Bhuloka)、魂がアストラルの実体に宿る潜伏の段階(アンターロカ‐Antarloka)、魂が自ら輝く形態の中に宿る因果の段階(シヴァロカ‐Sivaloka)の三界を信ずる。オーム。§

8§

シヴァを信仰するすべての者は、人間は自らが起こしたすべての行いの結果を受け止めなければならず、すべてのカルマ(karma)が解かれモクシャ(moksha)の自由が達成されるまで輪廻を続けなければならないカルマ(karma)の法則を信ずる。オーム。§

9§

シヴァを信仰するすべての者は、高潔な存在(チャリャ‐charya)、寺院参拝(クリヤ‐kriya)、現存するサットグル(satguru)の恩恵を通じてパラシヴァ(Parasiva)へと至るヨーガの行いが、知恵(ジュニャーナ‐jnana)がもたらされるために絶対的に必要であると信ずる。オーム。§

10§

シヴァを信仰するすべての者は、本質的な悪は存在しないと信ずる。悪の外観の根源が無知それ自身でない限り、悪に根源は存在しない。究極的に善も悪も存在しないことを知るサイヴィテ・ヒンドゥスは真の慈悲に満ちている。オーム。§

11§

シヴァを信仰するすべての者は、宗教とは三界の相互調和の働きであり、三界に住む存在が交流することができる寺院参拝を通じてその相互調和をもたらすことができると信ずる。オーム。§

12§

シヴァを信仰するすべての者は、サイヴィズムの最も重要で本質的なマントラである5つの神聖なシラブル(ナマシヴァーヤ‐Namasivaya)のパンチャクシャラ・マントラ(Panchakshara Mantra)を信ずる。オーム。§